どんな作業をしているのか知りたい
せどりでどれくらい稼げるのか知りたい
どれくらいのスキルがいるのか知りたい
実際の業務時間をしりたい
こんなお悩みにお答えします。
本記事の信頼性
本記事を書いている私(スズママ)は育休時から副業(フリマアプリでの中古服せどり)を始めました。3年目の現在は毎日2~3時間の取り組みで月の手取り、最高31万円を達成。総取引数は3,000件を超えました。
今回は、私(スズママ)がせどりの概要や実際に売上げるまでに行った作業手順を細かにご紹介していきます。
具体的には以下のような項目です。
- せどりって何?
- せどりはどうやって始めるの?
- せどりの具体的な作業は何?
- どれくらい稼げるの?
- どんな人が向いている?
- 必要なスキルは?
この記事を読めば、せどりの大体の流れが把握でき、挑戦するかの判断につながる、そんな記事です。
せどりの概要や実態、実際に私が売上げるまでに行った作業を悩んだことも含めて解説しました。
本記事を読みつつ、実際の行動につなげてみてください。
それでは、1つずつ詳しく解説していきますね!
もくじ
せどりの概要
▼せどりとは
せどりとは簡単にいうと安く仕入れて、適正価格で売るということ。
買取と売り上げの価格差が取得できる利益となります。
せどりをやっている人のことを「せどらー」と言ったりするよ!
▼せどりは違法じゃないの?
結論から申し上げると、せどりは違法ではありません。
せどりが違法と間違えられる理由としては「せどり=不正転売」と勘違いされているからではないでしょうか。
「不正転売」とは人気の商品を買い占めて高額販売を行うなど、一般消費者が簡単に手に入れられなくなる等の迷惑行為を指します。
せどりと転売の違いは、ズバリ!「販売価格が適正かどうか」です。
例えば中古服のせどりを行っている私(スズママ)は格安で仕入れた中古服をお求めやすい価格で販売をしています。
【実体験で紹介】せどりの準備から売り上げるまでの流れ
せどり=商品を仕入れて売るというのは何となく分かったんだけど、実際の細かな作業内容も知りたい
という方も多いのではないでしょうか。
こちらの項目では、せどりの準備から売り上げるまでにしたこと、悩んだこと等、私(スズママ)の実体験を全てご紹介します。
▼【フリマアプリを体験】作業が向いているのか見極める→販売物を絞り込む
まずは売れている方のブログやXなどで、せどりの概要を調べてみました。
が、、、
「何を売ればいいのか」「売れるのか」「自分にできるのか」全然ピンとこない。。。
考えてもわからなかったので、始めやすいメルカリ、ラクマ、ジモティで自宅の不用品を徹底的に売ってみることにしました。
取り組む中で発送や価格設定のミスなどの失敗も沢山経験しましたが、作業の苦労より売れる楽しみが大きく、私には合っている業務だなと感じました。
また、取り組みの中で、中古服が意外と売れること、発送や保管が楽なことを知り、洋服は比較的好きだったので、まずは中古服のせどりを始める決心をしました。
自宅の不用品販売は家の整頓にもつながるし、損することもないので試しやすくておすすめです。
▼せどりの事前準備
始める決心がついたら、せどりの準備にとりかかります。
決心とはいえ、気持ち的には「興味があるなら、とりあえずやれるところまでやってみよう!うまくいかなければやめればいいし!」くらいのものでした。
私(スズママ)が事前に準備したものはこちら
具体的に解説すると
( 1 )古物商許可証を取得する
一度一般消費者に渡ったものは、持ち主が実際に使用していなくとも古物営業法上の古物に該当し、取引を行う際に古物商許可証の取得が必要です。
私(スズママ)の場合は中古服が販売物でしたので、上記に該当し古物商許可証を取得に至りました。
( 2 )クレジットカード・口座を取得する
副業のお金の流れを明瞭に把握するため副業用のクレジットカードと口座を取得しました。
( 3 )商品発送用の梱包資材を準備する
・封筒
・ビニール袋
・テープ
・定規
・量り
( 4 )撮影グッズを準備する
・スマホ
・ライト
・背景板
( 5 )使える予算を決める
初期投資額、使える予算を決めましょう。
副業によってはスキルを磨くために講座を受ける必要があったり、商品の仕入れの費用が発生したり、設備を整えたりとある程度の費用が発生します。
その都度、どうにかなるだろうで投資して引き返せなくなっては元も子もありません。
そのためにも、使える予算はしっかり決めておきましょう。
私(スズママ)の場合は仕入れと備品購入で15万ほどの初期投資額で設定していました。
失敗しても良い勉強代だったと思える金額で考えたよ。
( 6 )売り上げ・経費の管理方法を考える
出品作業をスムーズに行うためにも、あらかじめ売り上げや経費の管理方法を決めておきましょう。
私の場合は当初、Excelで出品商品、仕入れ値、販売価格、送料、手数料、利益、出品日、売却日、一か月の経費など最低限の必要項目を管理できるようにしていました。
また、備品を現金購入したりネット購入した際のレシート、領収証管理場所も決めておきましょう。
2022年から領収書や請求書の保存が義務化されるようになったよ。
( 7 )開業届・青色申告承認申請書をどうするか考える
開業届とは個人が事業を始めたことを税務署に知らせるための書類のこと。
青色申告承認申請書は確定申告で青色申告(税金の控除が多く受けられる)を行う方が事前に提出する書類のこと。
開業届は事業の開始等の事実があった日から1カ月以内、青色申告承認申請は開始等の事実があった日から2カ月以内に提出する必要があるので、副業を始める際にはあらかじめ意識しておきたい内容です。
開業届に関する具体的な内容は、こちらの記事にて詳しく解説しています。
-
【実体験】せどり副業で開業届は必要?会社にバレる?遅れたら?
続きを見る
私(スズママ)の場合は、提出するか考えているうちに期限切れとなり、一年目は白色申告、二年目から青色申告になりました。
今思うと、一年目から青色申告にした方がお得でしたね。
( 8 )在庫の管理方法を考える
まずは、在庫保存用の棚を購入し、在庫の保管場所を確保しました。
また売れた商品をすぐに見つけられるように商品へのナンバリング方法や収納方法もあらかじめ決めました。
▼せどりで売り上げるまでの手順
せどりの準備が完了したら実際に仕入れ、販売、売り上げるところまで進めていきます。
実際に私(スズママ)が行っている手順は以下の通りです。
【せどり販売手順一覧 】
【step1 : 出品するまで】
( 1 )商品を仕入れる
( 2 )仕入れた商品を検品する
( 3 )仕入れた商品の手入れを行う
( 4 )商品の撮影する
( 5 )商品を梱包する
( 6 )商品をナンバリングする
( 7 )商品を在庫ブロックへ整理
( 8 )商品情報、仕入れ価格をエクセルへ反映する
( 9 )出品文章を作成
( 10 )出品を行う
( 11 )販売価格、出品日をエクセルへ反映する
【step2 : 売れるまで】
( 12 )定期的に値下げを行う、コメントも入れる
( 13 )自分が決めた最低価格より低くなってしまったら再出品する
【step3 : 売れたら】
( 14 )購入者へ挨拶コメントを入れる
( 15 )梱包し、発送する
( 16 )購入者へ発送の連絡を入れる
( 17 )購入者からの購入商品に対する評価をもらった後、購入者評価を行う
まずは売り上げるまでの手順に慣れることが大事です。
最初の頃、私(スズママ)は何をするにも段取り悪くて、出品までが果てしない作業に思えてました。
慣れるまでの辛抱です。
どうか、ここで諦めないでくださいね。
▼業務に慣れてきたら業務改善・効率化も行う
何か月かして業務に慣れてきたら、各手順の改善・効率化も同時に進めていきます。
副業は短時間で楽に稼げるに越したことはありません!
私(スズママ)の場合は忘れやすいので現在も、その都度メモを残すようにして片っ端から業務改善に取り組んでいます。
例えば最初の頃はこんな内容をメモしていました。
撮影が面倒→効率化したい
都度ではなく、仕入れ数ある程度たまってから販売作業に入るようにする
販売価格平均から自動で値付けできるようにしたい
外注化の検討
価格改定、再出品の自動化
仕入れる商品の種類拡大
商品ごとに仕入れ額上限をもうける
【実体験で紹介】 せどりの実態
▼月収と作業時間について
私(スズママ)の場合、販売作業で試してみたいことが沢山あったり、作業自体も楽しかったので初年度の育休中は家事や子育ての空き時間があれば、せどり作業を夢中で進めていました。
最初の月は手取り2万8487円。
初年度の最高手取りは17万8232円。
2年で毎日2-3時間の作業で年手取り平均20万797円を稼げるようになりました。
3年目には手取り最高額の31万6593円を達成しました。
週に1時間しか作業できない月でも最低、手取り3.8万円は稼げています。
▼せどりのおすすめポイント
【 せどりのおすすめポイント3点 】
( 1 )すきま時間で作業を進められる
( 2 )低予算から始めやすい
( 3 )スキルがほぼいらない
( 1 )すきま時間で作業を進められる
販売場所にもよりますが、今や大抵の作業はスマホで進めることができます。
そのため、電車移動や家事の隙間時間など、準備時間も不要でさっとスマホを取り出し、無駄な時間なく、作業を進めることが出来ます。
私(スズママ)は子供の寝かしつけ時にこっそり、せどりを進めてます
( 2 )低予算から始めやすい
せどりは商品の仕入れ以外は基本的に家にあるもので始められるので低予算から始められます。
仕入れる商品も高い必要はなく、ご自身の予算にあったものを選ぶことができます。
売り上げ状況を見て、投資額の増減も決められるので失敗したときのリスクが怖い方も比較的始めやすい分野かと思います。
( 3 )特別なスキルがいらない
せどりは特別なスキルはいりません。
作業をしつつ、覚えていく形で十分です。
実際、私も作業をしながら売れる商品や傾向を学んだり、エクセルでデータをまとめたい時には計算式をネットで調べて作業を進めたりしています。
▼せどりはどんな人に向いている?
【 私(スズママ)が考えるせどりに向いている人 】
( 1 )コツコツと作業を進めていける人
( 2 )持続力、忍耐力がある人
( 3 )物事に冷静に対応できる人
( 4 )買い物が好きな人
( 1 )単純作業が好きな人
「せどりで売り上げるまでの手順」でも解説した通り、せどりは販売までの手順が多く、単純作業を繰り返しながら成果を出していく事務的な作業となります。
そのため、せどりは事務作業や単純作業が好きな人やまめな人が向いている仕事だと言えます。
( 2 )持続力、忍耐力がある人
目標の金額にもよりますが、せどりはすぐには成果は出ません。
ある程度時間をかけて手順の構築をすること、取り扱い商品の選別をしていくことが必要です。
そのため、短期間で沢山稼ぎたいという方にはおすすめしません。
( 3 )物事に冷静に対応できる人
せどり販売では様々な購入者がいます。
無理なことを言ってくる人やクレーマーに出くわすこともたまにあります。
また、自分のミスでトラブルに発展することもあります。
感情的にならず冷静に対応できる力、非がある時は自分の非を認められること、先のことを考えた判断や対応ができることが必要です。
( 4 )買い物が好きな人
せどりは商品リサーチ能力が必要になります。
買い物が好きな人は、情報が自然と入ってきやすいので「これが売れているってことはこの辺りも売れるんじゃないか?」と商品リサーチのきっかけを見つけるのが上手です。
また、ネット購入が多い人は商品の絞り込み方や安い商品の見つけ方を把握していたりと、せどりに必要な知識も持ち合わせています。
まとめ: せどりは始めやすい&コツコツ作業が得意な方におすすめ
今回は、せどりに興味がある人に向けて、せどりの概要から実態、私が売上げるまでに行った作業を悩んだことも含めて解説しました。
なにはともあれ、興味があるのであれば悩んでいるよりも実際にやってみることが一番手っ取り早いです。
まずは、せどりへの一歩を踏み出してみましょう。
今回は、これにておしまい☆